先日、子育ての本を読んでいました。「子どもが全然言うことを聞かない。どうすればいいですか」という内容です。例えば、勉強しない等です。親は叱りますが、まず効果はありません。かえって反発されるのが常です。子どもを大切に思うがゆえに叱るのですが、これが全く伝わりません。お手上げという人も多いようです。
興味深いことに、著者はこう書いていました。「子どもを変えようとする前に、自分を変えなさい」と。というのも、子どもは別に、問題を感じていない場合が多いからです。勉強も(親にはそう見えないのですが)「している」と思っています。それなのに「勉強しなさい」と言われると、「今のままじゃダメだ」と、否定されているように感じ、やる気をなくしてしまいます。
こういう場合、まず叱るのではなく、「よく頑張ってるね」と認め、「君ならきっとできるよ」と期待していることを伝えるのが効果的だといいます。すると、子どもは認められたと感じ、(時間はかかりますが、)その期待に応えようとして、やる気もわいてくるのだそうです。「急がば回れ」とある通りです。つまり、叱るのではなく、子どものしていることを肯定し、信頼していることを伝える方が、回り道のようで、子どもを奮起させるのに繋がるのです。
これは、子育てに限らず、あらゆる世代の人間関係にも言えることではないでしょうか!?キリストは、既に2,000年も前にこう言われました。「なぜ、あなたは兄弟の目の中の塵に目をつけるが、自分の目の中にある梁(大木)には気がつかないのですか。…まず、自分の目から梁を取りのけなさい。そうすれば、はっきり見えて、兄弟の目からも、塵を取り除くことができます。(マタイ7:3, 5)」
「他人と過去は変えられない。しかし、自分と未来は変えられる」という格言があります。
確かに、他人を変えることはできないし、過ぎ去った過去も、どうすることもできません。けれども、幸い、私たちは自分の態度を変えることはできます。すると、それに伴って未来も変わっていくというのです。これは、とても励まされるメッセージではないでしょうか。
今の状況が悪くても、がっかりしないで下さい。明るい未来は、今からでも作れます!
伝道師 後藤献四郎

