あなたはストレスを感じた時、どのように対処しますか?音楽を聴く、散歩する、美味しいものを食べる等、いろいろあるかと思います。私もそういったことをします。これらはある程度効果がありますが、特効薬とは限りません。誰かの励ましが必要ではないでしょうか。
先日、冬のオリンピックが終わりました。多くの感動があった一方で、アスリートに対する批判に大変心が痛みました。結果を出せなかった選手に対して「お前のせいだ」「謝罪しろ」などと、ネット上で中傷する人が少なくないのです。多くの場合、投稿者自身は本気で競技をしたこともないのに、匿名で投稿できることもあって、酷い内容です。アスリートたちはどれだけ傷ついているでしょう。再起不能になってしまわないかと心配になります。
私たちも、心ない言葉を受けた時、打ちのめされることがあります。良いパフォーマンスをしている時は優しい人も、パフォーマンスが悪くなると豹変することがあるからです。人を当てにしていると、ネガティブな反応が返ってきた時、大きなショックを受けてしまいます。パフォーマンスの良し悪しに関わらず、変わらない存在がいればどんなに良いでしょう。
幸いなことに、聖書は、私たちにそのような存在を語ってくれています。それは、あなたと私を造ってくださった方―創造主―です。私たちは失敗することがありますが、神の姿勢は全く変わりません。あなたの存在そのものを尊び、喜んでくださるお方です。
イザヤ49章15節「女が自分の乳飲み子を忘れるだろうか。自分の胎の子をあわれまないだろうか。たとえ女たちが忘れても、このわたしは、あなたを忘れない。」
このお方を持っているかいないかでは、大きな違いがあります。持っている人は、悩むことはあっても、致命的なダメージを免れます。たとえ、周囲の人々が皆、あなたに敵対的でも、神だけはあなたの味方となってくださいます。この「ぶれない土台」があれば安心です。
伝道師 後藤献四郎