読書の秋ですね!「本の中の本」と呼ばれる本をご存知ですか?ズバリ、それは聖書です!
世界でダントツのベストセラーです。「な~んだ、外国の宗教書か」と思ったそこのあなた!それは違います!実は私たちの身近なところに、聖書に由来するものはたくさんあります。聖書は単に面白いだけでなく、私たちを、歴史を、世界を変えてしまう力を持っています。
「求めよ、さらば与えられん。」「目から鱗。」「人はパンのみにて生くるにあらず」はどれも聖書由来の言葉です。1週間が7日間というサイクルや日曜日が休日という暦も、聖書から来ています。日本では「令和」が発表される前、カレンダーを作成できず、西暦に頼らざるを得ない時期がありましたが、西暦は周知の通り、聖書の主人公であるイエス・キリストの誕生が起点となっています。今の日本ではごく当たり前となっている「民主主義」も、聖書をベースにした思想であると言えるでしょう。
福沢諭吉の『学問ノススメ』に、有名な「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」という一節があります。今では考えられないことですが、日本では明治維新まで、儒教の教えによって「人には生まれながらに上下関係がある」と数百年間信じられてきました。ですから、学問ノススメは革命的な教えだったのです。ところで、厳密には「天は人の上に人を造らず~」は、彼自身の言葉ではありません。その続きに「~といへり(=言われている)」とあり、彼が学んだ思想からの借用だったのです。では、元々どこでそう言われていたのでしょうか?それは、アメリカの独立宣言です。
「全ての人間は生まれながらにして平等であり、創造主によって、生命、自由、及び権利を与えられている。」これは、全ての人は創造主(=神)によって造られた、という宣言文です。この背景には、もちろん聖書の教えがあります。福沢諭吉自身はクリスチャンではありません。しかし、日本に多大な影響を与えたあの『学問ノススメ』の背景には、聖書の影響があった、とも言えるのです。
これらは、私たちの身近にある聖書の影響の一部です。いかがでしょうか!?いかに聖書は大きな力を持っていることでしょう!私も聖書と出会い、根底から変えられた1人です。あなたも読書の秋、ぜひ聖書を手に取られ、「目から鱗」の体験をなさってください。