9月に入りました。防災月間です。由来は昔の関東大震災ですが、9月は台風など自然災害も多い月と言われています。あなたは、いざという時の備えはできていますか?
今、世界は急速に変化しています。平成から令和になった頃、今の情勢を予測していた人がどれくらいいたでしょうか?「令和」とは「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が育つ」という意味だそうです。しかし、実際始まってみると、コロナ・パンデミックにウクライナへの攻撃、物価上昇…と予想だにしない出来事が次々と起こり、その上、南海トラフ大地震まで想定しなければならないとなると気が休まりません。
今、地震の増加に伴って防災グッズを購入している人が増えているそうです。私も購入し、準備しています。まさに、「備えあれば憂いなし」と言いたいところですが、果たして防災グッズがあれば「安心」と言えるでしょうか。防災グッズは軽い怪我をしたり、食料を調達できない時には有効です。しかし、命そのものが脅かされた場合、防災グッズだけ完備していてもどうにもなりません。
いざ、本当の危機が訪れた場合、どうしたらいいのでしょうか?突然、今日が人生最後の日になっても「安心」と言える備えなどあるのでしょうか…?あります!それは、聖書が語る死後への備えです。聖書は天国について語り、そこに行くための道も明確に示しています。キリストはこう言われました。
「あなたがたは心を騒がせてはなりません。神を信じ、またわたしを信じなさい。わたしの父の家には住む所がたくさんあります。…わたしはあなたがたに平安を残します。わたしの平安を与えます。(ヨハネ14:1,2,27)」
「わたしの父の家」とは、天国のことです。もはや、苦しみも悲しみも死もない世界です。私たちは、キリストを信じることによって、神との関係を回復し、永遠の命を受け取ることができます。自分の行き先がわかり、確実にそこへ行けると知ることができれば、安心です。心に安らぎがあり、何が起こっても大丈夫というゆとりが生まれます。
明日何が起こるのか、誰もわかりません。平和で健康な時に備えをしておくことができれば、どんなに幸いでしょう。
伝道師 後藤献四郎