「心配しなくても大丈夫」
「先行きが見えない」という声がよく聞かれます。日本では、80%の人々が、将来のことを考えると不安なのだそうです。「病気にかからないか?」「年金はきちんともらえるのか?」「危険な事が起こるのでは?」と、様々な心配があります。どうすればいいのでしょうか?
クリーニングの白洋舎の創業者、五十嵐健治さんは、水を使わない”ドライクリーニング”を日本で最初に考案した人です。研究室に立てこもり、クリーニングの実験を繰り返しますが、採算が合わず、うまくいきませんでした。多額の資金を研究に費やしましたが、健康も損い、財政は大赤字。請求書に囲まれて年の瀬を迎えることになったのです。
そんな時、妻に勧められ、一緒に聖書を読むことになりました。彼女が示してくれたのは、キリストが山の上で人々に語られた以下の言葉でした。
「神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものは全て与えられます。だから、明日のための心配は無用です。明日のことは明日が心配します。労苦はその日その日に十分あります。(マタイ6章33~34節)」
「この2ヶ月、朝から晩まで考えている事といえば、ドライクリーニングばかりだったな。」彼はクリスチャンでしたが、神様に祈るよりドライクリーニングに心を寄せる方が遥かに多かったということに気づきました。そして妻に言うのです。「ありがとう。私は間違っていた。神様を最優先にしなければいけなかったね。すると、全ての必要なものは与えられるのだね。」そこで、妻と一緒に感謝の祈りをささげると、不思議と心は平安に包まれました。
それから2人は、出資してくれた人々を訪ねて回りました。事情を説明し、謝罪しながら、僅かなお金を持って訪問したのです。叱られる覚悟でしたが、実際はその逆でした。誰一人怒ることもなく、むしろ人々は温かい言葉をかけてくれました。そして2人は晴れやかな気持ちで新年を迎えられたのです。このような時期を経て、現在の発展へと導かれたのです。
「明日のことを心配するな」と言われても、心配するのが私たちです。しかし聖書は、神が私たちの必要を何もかもご存知であり、私たちが神を信じて、求めさえするならば、生活の必要は必ず満たされる、と約束しています。神はあなたの生活にも目を留めておられます。あなたとあなたの生活の上にも、神の恵みと祝福がありますように!
伝道師 後藤献四郎