「21世紀最大のエネルギー問題」
21世紀で最大のエネルギー不足が懸念されているものが何か、ご存じでしょうか?
それは石油でもなく原子力でもありません。「水」です。そして現代は歴史上ないほど大量の水が消費されている時代です。ちなみに米1㎏に必要な水は1㌧。牛丼一杯には2㌧、牛一頭には20㌧の水が必要で、現代のハイテク農産業に水は不可欠です。専門家は「水」不足が今日最大のエネルギー問題と語っています。北極の氷が地球温暖化で解けだし、そのスピードは現在でも2040年の様相を示しているというのも大変気になりますね。
ところで聖書の時代に真っ昼間なのに「水」を求めて井戸に来た女性がいました。井戸の水汲みは早朝と相場が決まっていますが、どうして彼女は暑い昼下がりに来たのでしょうか。低血圧だったからではありません。井戸端会議という言葉があるように早朝に行けば婦人達に意地悪な詮索をされるのを避けたかったからです。事実彼女は何人もの男性遍歴があり、それでも満足できず6人目の男性と同棲中だったのです。それで暑くても昼に来たのでした。ところがいつもは誰もいない井戸にあるお方が座っておられました。その方がこう言うのです。
「この水を飲む者はだれでもまた渇きます。しかし私が与える水を飲む者はだれでも、決して渇くことがありません。私が与える水は、その人のうちで泉となり、永遠のいのちへの水がわき出ます」(ヨハネ4:13,14)
何と不思議な言葉でしょう。このお方が与える水は「いつまでも渇くことがなく」そして「その人から泉が湧き上がるような生き方」が可能となり、しかも「死にさえ打ち勝つ永遠のいのち」がわき出るような水だというのです。まさにこれは最大のエネルギー問題の解決ではありませんか。そしてこの婦人はその「水」をそのお方から得ることになったのです。そのお方とはイエス・キリストです。「水を飲む」とはイエス・キリストを信じることだったのです。聖書の時代から2千年、あらゆる国でこの「いのちの水」をキリストを信じることによって与えられ、真のエネルギーを得た人々がおられるのです。あなたもこの「水」をお求めになりませんか?
牧師 中 西 正 夫