「病は人生の小休止にあらず」

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あなたは入院されたことがありますか?そうですよね。誰でも一度や二度はありますよね。それで、多くの人は入院するような病気に会うと、「こんな事に出会うなんて…」と溜息をついたり、「ここで病気になっていなかったら、もっと成功していたのに…」と恨めしく思ったり、「これでもう人生の負け組になってしまった…」と絶望的な気持ちになったりするのではありませんか。

でも聖書を見ると、例えばパウロという人は「肉体のトゲ」と自ら語っているのですが、この病に悩まされるのですが、この病を通して、「弱さの中で働く神の力を」経験して、更に大きな神の働きへと導かれていくのです。

つまり「病気」は人生の小休止ではなく、次の祝福された人生のステージへのターニングポイントなのです。今までの体力や精神力、経済力などの世の力ではない神の力で生きていくことを知るための転換点なのです。

聖書にこうあります。
主はこう言われた。「わたしの恵はあなたに十分である。わたしの力は弱さのうちに完全に現れるからである。」「ですから私はキリストの力が私をおおうために喜んで私の弱さを誇りましょう」(第二コリント12章9節)

あなたの人生に病や失意体験があるとしても、それがあなたの人生の全てではないのです。必ず祝福された次のステージがあなたに用意されているのです。あなたも聖書の言葉を信じて希望をもって一歩を進めて下さい。                                 お祈りしています。

牧師 中 西 正 夫