新年おめでとうございます。コロナの時代も2年目となりました。
今年のお正月はステイホームで迎えている方も多いことでしょう。
去年から、ソーシャルディスタンスが不可欠となっていますが、その一方で、心の距離まで遠くなってはいないでしょうか?くしゃみしただけで嫌な顔をされたり、感染したために差別された…ということが多く聞かれ、残念に思います。
皆さんは、宮沢賢治の有名な「雨ニモマケズ」をご存知だと思います。
今、改めて、私はこの詩に心惹かれます。特に次の部分が好きです。
「東に病気の子供あれば 行って看病してやり
西に疲れた母あれば 行ってその稲の束を背負い…。」
実は、この詩が作られた背景には、モデルとなった人物がいると言われています。
斎藤宗次郎というクリスチャンです。明治時代、彼はクリスチャンという理由で迫害を受けました。愛する娘もイジメに会い、9歳で亡くなってしまいます。彼は仕事も失いましたが、それでも信仰から離れませんでした。むしろ、地域のために雪かきを続け、病人がいれば、新聞配達の帰りに訪問し、慰め、励ましていたのです。
「そういう者に 私はなりたい。」宮沢賢治がそう書いたのも頷けます。差別や批判の言葉が飛び交う現代で、私たちがお互いを思いやることができれば、どんなに良いでしょうか―。ところで、斎藤宗次郎がモデルとしていたのは誰だと思いますか?そうです、あのイエス・キリストです。イエス・キリストは、友なき者の友となられた方です。どれだけ多くの人々―取税人、罪人、不治の病にかかった人々―がキリストに出会って、回復したでしょう。
イエスは言われました。「あなたの隣人を自分自身のように愛しなさい(レビ記19:18)。」
私たちの周りにも、関わりを求めている人たちが沢山います。何も大きな事でなくて良いのです。「おはようございます」と声をかけたり、「ありがとう」と伝える、メールを送信する。そんなことで良いのです。「誰かが自分を覚えてくれている―。」こんなに嬉しいことはないと思います。新しい2021年が、あなたにとって、祝福の年となりますように。
伝道師 後藤献四郎

