3月がやってきました。この春、新たに進学、就職、新生活を始める人も多いと思います。

慣れた環境から離れ、新しい領域に踏み出していくことは、誰もが不安や心配を感じるものです。「やっていけるだろうか」と、早くも自信を失っている方もおられるかもしれません。

私もニュージーランドに語学留学をした時、正にそれを感じました。楽しい時間も多々ありましたが、思うようにコミュニケーションが取れず、悩むこともありました。日本人と違い、外国の方々は、こちらの気を察してくれることはほぼないため、口数も減っていきました。しかしそんな時、いつも励ましてくれる人がいました。ホームステイ先のホストマザーです。

彼女は私を家族の一員のように接してくれました。私がコミュニケーションに悩み、自信を失くした時、私の部屋に来て「あなたの英語はとてもいいよ。自信持ってね」と勇気づけてくれました。日本から郵便が届いた時は、自分のことのように喜んでくれました。やがて、帰国の日が近づくと、私の将来を祝福し、送り出してくれました。今も連絡をくれることがあり、再会できる日を楽しみにしてくれています。

ところで、人には限界があると思います。優しい人がどこでもいるとは限りませんし、仮にそういう人がいても、いつもあなたと一緒にいられる訳ではありません。

しかし、ここに朗報があります。聖書によれば、この世界には、あなたを造られた神がおられるのです。神はあなたの状況を全て知っておられ、求めさえすれば、必要な助けを与えて下さいます。もし、あなたがこの方を見上げるなら、どんな時も共にいて下さり、例え何か問題が起ころうと、あなたはそれを乗り越えていくことができます。これは、私自身が日々体験していることでもあり、いろいろな都府県で生活をする中で実感してきたことです。

聖書は、こう語っています。「では、これらのことからどう言えるでしょう。神が私たちの味方であるなら、だれが私たちに敵対できるでしょう(ローマ831節)。」この御言葉の意味するところは「神は100%あなたの味方なのだから、大船に乗ったつもりでいなさい」ということです。こんな言葉もあります。「わたしは決してあなたを離れず、またあなたを捨てない(ヘブル135節)。」いつも変わらない拠り所があるというのは、どれだけ安心をもたらしてくれることでしょう。あなたに、神様の恵みが豊かにありますように!

伝道師 後藤献四郎