イソップにこんなお話があります。
「山の中で狐が猫と会いました。狐は猫にもし敵が来たら、幾つ逃れ場を持っているか、と尋ねます。猫が『ひとつだけ』と答えますと、狐は『バカだなあ。たったひとつでどうするんだ。俺様は幾つも持っているぞ』と鼻で笑いました。その言葉が終わるか終わらないうちに、猟犬が5匹走ってきました。この急場に、猫はたった一つの逃れ場である木の上に、するすると上っていきました。そして下を見ると、あんなに猫をバカにしていた狐がぐったりとなって死んでいました。どうしたことでしょう…。狐はどの逃れ場にするか迷っているうちに猟犬にやられてしまったわけです」
あなたはイザとなったときに何を支えにしておられますか?人の考えから出た逃れ場を幾つ持っていても、いざというときには狐の失敗を繰り返しかねません。逃れ場が幾つもあるということは、どれにも確信が持てないということではないでしょうか。太陽の光があれば幾つもの電灯は不要です。
聖書に「神は我らの避け所。また力。苦しむ時、そこにある助け。それゆえ我らは恐れない」(詩篇46:1,2)とあります。
私たちの命の創造者、全てを支配し、たとえ悲しいことがあっても「万事を益に」変えてくださる神がおられます。このただひとりの真の神を信じることこそ最も安心、安全の道です。あなたもそうされてはいかがですか。
牧師 中 西 正 夫

